2010年11月12日金曜日

塩 世界の塩市場は?

マーケットプレイスという経済専門ラジオ番組があります。沖縄でもAM648で平日聞くことができますので、ぜひ情報収集に役立ててください。

さて、その番組で「塩」が取り上げられていたので、リサーチしようと思い立ちました。アメリカの食塩の専門家のインタビューが放送されていましたが、アメリカ国内でも Wendy's というファーストフート゜店が sea salt を活用したフレンチフライを売り出し始めたというニュースです。その専門家は、いろんな味の塩があり、スイーツとの相性がよいものもある、と説明し、日本の藻塩も紹介していました。

台湾からアメリカに進出したコーヒーショツプに 85C があり、その中で 塩ラテ なるコーヒーがナショナルパプリックラジオで紹介されていました。これも沖縄県内で平日放送されている番組です。

これら二つのニュースを立て続けに聞いたので、塩事情について調べないわけにはいかないと思い立たました。というのも、沖縄は海に囲まれていて、きれいだけでなく、ミネラル豊富な海水が採取できる、塩づくりに適した環境にはたいへん恵まれています。製塩所の数も増えていて、かつてないほどのブランドが県内に誕生しました。

海水を塩田に撒いたり他の方法で水分を蒸発させ、塩分濃度を濃くし、最終的に煮立てて海水中の他のミネラル分とともに製塩します。そのようなやり方で塩をつくっている製塩所は県内のあちこちにあります。塩づくりは沖縄ではとても盛んなのです。そのようなミネラル分豊富な塩の調味料は一般的に sea salt と言われていて、table salt (食卓塩) とよく比較されます。

必ずも海水から製造するだけでなく、岩塩など山から採れる塩もあります。世界にも様々なブランドがありますが、今回はアメリカの「ソルト・ニュース」という調味料としての塩を研究し、商売にしている人のブログを紹介します。

Salt News Blogはこちらから。

ご夫妻の写真と店の写真はこちら

このブログはビターメンご夫妻によって運営されていて、ホームページには世界各国の塩が紹介されています。沖縄の塩もコレクションされて、粟国島で製造された塩が紹介されています。沖縄県内の製塩業者にも知っていただきたたいと思い、このサイトを紹介しています。

85Cという台湾から進出したチェーン店は行列ができるほどの店になっていて、イカスミを活用したスコーンとか塩を少しばかりラテに加えるといったアジアンテイストが異国情緒をかもし出すこともあり、伝統的なスターバックスとすこしばかり違う味を楽しみたいという人たちが集まっているようです。

世界中の人々が日々新しい味を探し求め、食の変化を楽しんでいるご時勢ですから、常にマーケットが生まれていると思います。マーケットの動向を細かく調査することはとても大切な活動です。私はその分野の専門家ではありませんが、ラジオを聴いているだけでもどんどん情報が入ってくるので、その際にはブログで紹介してみたいと思います。

2010年11月6日土曜日

プラットフォームの利用

プラットフォームというのは、そのままで読めば駅のプラットフォームをイメージする人が多いと思います。沖縄には、最近でこそ県庁所在地の那覇市内でモノレールが走るようになり、プラットフォームという概念も市民に定着しているかと思います。

でも、今回は別の意味のプラットフォームを書いてみたいと思います。

ほかでもない、アップル社のアイフォンに代表されるようなスマートフォンなんかはプラットフォームの一つです。携帯電話もそうです。イメージとしては、それらの機器でできることが無限にあり、その利便性を土台にして何かをやる、ということです。

今、ノートパソコンを用いてこのブログを書いていますが、インターネットに接続されていないと書けないし、読むこともできないものです。これもやはりプラットフォームです。こういうデジタルサービスの上に乗っかって何かをやっているというイメージですね。

経済学を勉強している人や、ビジネスマンたちにとってはすでにお馴染みの概念であり、今更ながらに説明することもないと思います。

さて、沖縄の観光についても、情報発信をどんどんやっていかなくてはなりません。民宿なども多くありますが、パソコンを使うことができず、またアイフォンのアプリケーションなど、どのように活用したらよいのかまったくわからない人たちも多くいます。私もデジタルに詳しい人間ではないので勉強中ですが、旅行雑誌で情報を得るよりも携帯電話やアイフォンなどで情報をどんどん入手しようとする人たちが急激に増えています。

沖縄では科学技術大学院大学がいよいよスタートします。ニューヨークのデューク大学の教授が沖縄の経済についても話していました。(インタビューした記者にも感謝。)世界中から若い技術者がどんどん集まります。そして当然ながら、アイフォンなど普通に扱っているものと思われます。せっかく沖縄に来たのだがら、沖縄のこともいろいろと知りたいと思うはずで、簡単に情報が集まるようにするためには、地元の人たちががんばってデジタル的に、できれば英語で、情報発信する必要があると思います。→記事を読みたい方はこちら

インターコンチネンタルホテルがスマートフォン向けに情報発信するという発表もあります。→この記事を読みたい方はこちら

こういう携帯できる端末をいつも持ち歩いていて、いつでもどこでも必要な情報を受け取ったり発信できたりすることのできる状態をユビキタスというそうです。

スタンフォード大学の Ge Wang教授はSmuleというアイフォンのソフトを開発して、なんと携帯電話でフルートのような音楽を奏でることのできるアプリケーションを提供しています。そのソフトで音楽を実際に演奏している人たちに同時配信でメッセージを流すことができるようにまでなっているみたいです。→記事はこちら

沖縄の楽器をそのような機械にアプリケーションとして提供し、例えば三線を弾いている世界中の人たちに三線の話題を同時配信するというよかな時代になっているわけですね。

沖縄観光英語表現となっていますが、語学的表現という意味では趣旨がずれてしまいましたが、デジタル的に表現していくというのは待ったなしです。できるところから、どんどん発信していきましょう。