観光とホスピタリティーは切っても切れない関係にあります。
ホスピタリティーのない観光なんてみたくもありません。
ホスピタリティーがあるから観光に行きたくなるのです。
(冒険は例外かもいれませんね。)
結局、ホスピタリティーは、携わる職員一人びとりの、
その行動ひとつとってみれば小さな行動の累積なの
です。
観光地がきれいに整備されていることに感動するお客様
はゴミがまったく落ちていないことに気づいたりするの
でしょうね。
ゴミがないのは、ゴミを拾う職員がいるからです。
そして、ゴミをきちんと拾うよう、指示したり、労を
労ったりする上司がいるからです。
そして上司の観光に対する思いを部下が共有している
状態があり、フォロアーシップがあるからです。
ホスピタリティーは観光の隅々に行き渡るものです。
逆にいうと、その上司と部下の関係が、観光施設や
宿泊施設の隅々に表現されている、と思っても過言
ではありませんね。
今度、ゴミが落ちていたら、上司と部下の関係が
ここに表現されていると解釈してみる、そして
それを改めてみる・・・なんてこと、少し荷が
重たい気がしないでもないですが。
そういうふうに、マネジメントするのはたいへん
ですが、その専門性をさす言葉が、
hospitality management です。
たんなる知識ではなく、アクションの体系なの
です。
沖縄県民は、今年の興南高校野球部の大活躍に
心躍らせたことでしょう。やはり、背景には
選手一人びとりの小さな行動、そしてその行動
一つびとつの背景にいる価値観を徹底して選手
たちに教え込んだ我喜屋監督の存在を強く
感じたはずです。マネジメントのよいお手本を
身近に得た気がします。
hospitality management schoolは世界中いたる
ところにあり、インターネットでもたくさん紹介
されています。